おかげさまで体調回復。バリバリでっせ!
いや~、
くじびきアンバランス (2期)
面白い。
一応。 くじびきアンバランスとは・・・マンガ「げんしけん」の劇中劇です。TVアニメげんしけんのおまけとしてOVA化されていますが、新設定でテレビアニメ化されました。
げんしけんは連載当初からアフタヌーンで読んでいて、アニメもかなりはまっていたので、このくじアンTVアニメ版のキャラデザを初めて見たときは違和感がすごくあったけど、本編を見進めるにつれて、キャラと声優さんの演技が合ってて、これでいいのかもと思えてきました。なんていうか、すごいみんなイキイキしてるんだよね。それぞれのキャラがしっかり立ってて、お互い自分の役割を主張しながらもきちんとひとつの作品としてまとまってる。
OVA版だと、ヒロインの秋山時乃は不思議キャラで終ってしまっているけれど(キノコキャラはそれはそれで好きだが)、本作でプラスされた天真爛漫さによって、見る者に安心感を与えてくれる、癒し系キャラに変身しました。
7くじ目のスパイ狩りの回なんかは、その天真爛漫さがすごく生かされたお話だと思います。この橘いづみとのやりとりの回はすごく好きで、四回くらい見てしまいました。
このお話は全体的にまったり進むんだけど、1話完結の前半に伏線→後半でそれが生かされる というオーソドックスなつくりなので、安心して見ていられます。絵のクオリティも比較的安定しているし、(本放送は見ておらず、DVDが初見になるのでまだラストまでみていないのですが)一応きちんとしたラストも用意されているようです。1、2話だけを見ると、一見ドタバタコメディーなのですが、中盤になってくるとコメディータッチの中にも、すごく繊細に心情表現されているシーンが多数登場し、キャラクターに感情移入できるようになってきます。
特に自分が気に入ったのは、5くじ目の上石神井蓮子と両親のやりとり。自分も親にほとんど反抗できずに育ったので、蓮子がなかなか親に自分の希望を伝えられないさまは、リアルで見ていて少し胸が熱くなりました。
8くじ目のダンスシーンも秀逸。顔に表情のあまり表れない律子の心情を、握って離れない手の力の加減だけで表現しているのは単純にすごいと思いました。
・・・といろいろ書いたけれど、一番好きなのは副会長の如月香澄だったりします。
「オーホッホホホ・・・」と高笑いするかと思えば、「言いたいことはそれだけか!」と凄んでみたり。
サディスティックなキャラなんだけど、会長には従順、でも「汚れ役は私にお任せください」と我を通してみたり。
底が見えない怖さがすごく魅力的です。もっと副会長が見たい!・・・と思います。
ハア・・・。BOX三巻で終ってしまうなんてすごく残念。このユルーイ、でもほのぼのさせてくれくれる素晴らしいアニメをもっと長く楽しみたかったです。
おまけのげんしけんのOVAは、TV版に比べると作画クオリティーが落ちたな~、と思いましたが荻上さんのギャル服のエピソードにはやっぱり爆笑。色が付いてる分マンガ版より破壊力ありました(笑)。
あ~、でも、OVAは笹原×荻上関係のエピソードで纏めて見たかったかも。それでも三話だとギュウギュウだし。。。やっぱりげんしけんTVアニメ第二シリーズとかやって欲しいなあ。もう無理なんだろうか?
今見るとTV版は異様にクオリティー高かったなあ。水島努がコンテ切ってる回は特に。
9話の春日部さん鼻毛ネタの回は作画、構成共に
ネ申。
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